* フィヨルド *
* フロムからグッドハンゲンまでフェリーで二時間、ネーロフィヨルドを含むソグネフィヨルド(2005年に世界遺産登録)
* ラルダールにてボイヤ氷河
* ゲイランゲルにてクルーズでガイランゲルフィヨルド(2005年に世界遺産登録)
* 同じくゲイランゲルでダルスニッパ展望台
↑の4か所の写真です。全部ノルウェー。
ボイヤ氷河に時間よりも早く着いたので…と本当に近くまで見に行けました。
ダルスニッパも一昨日、通行止めが解除されたよ! と見に行けました。
どちらもとても運が良かったんだと思います。
特にこの二か所は、未だに思いだすとうっきうきになって、少し鳥肌が立ちます。
↓ソグネフィヨルド
山岳鉄道で 「フロム」 の駅まで行き、そこから船で二時間クルーズでフィヨルド見学です。
予約席とかある空けではないので、皆で暑い~暑い~と言いながら並びます。
近くで結婚式があったようで花嫁さんに会えました。可愛かったです。
あと頭上では飛行機とかもめが飛んでました。
かもめ。
船の上で餌を撒いた人が居たので、たくさん寄ってきました。
というか、すぐ真横で撒いていたので、凄く近くで見ることができました。
かもめ可愛いです。まるまるしててちょー可愛い。
フィヨルドです。まだ雪が残っています。
もっとたくさんの雪があったそうですが、この何年か、物凄い勢いで溶けて行っているそうです。
二時間ぶっ通しで、船の舳先で見学してました。
日差しは強かったんですが、風がとても強かったです。
人によっては上着を着ても寒かったそうで、友人は耐えかねて途中で喫茶コーナーにてお菓子食べながら、船内から見ていたそうです。
途中で何箇所か寄って、下りたり乗ったり。
その度に降りやすいように形が変わってたんですが、舳先に居たのでその作業もがっつり見てました。
上がったり、開いたり、出たり…と、軽く、変形ロボっぽくてうきうきしました↓。
↑変形の一部と操作する若い船員さん、そしてそれを心配そうに覗く船長さんです(笑)
うっかり気付いて、ほのぼのしてしまいました。
フィヨルドの所々に集落や家族の家、小屋だけあって放牧している牧場? などがあります。
クルーズからは見えないけれど、道が繋がってるんですよ~道ができるまでは船とヘリで移動だったので大変でした。
あと、発電所なんかも隠してあるんですよ~。全部、見えないようにしてるんです。
と言われました。色々な配慮とかその生活とか愛着とか凄い! でした。
そして終点、グッドバンケンに到着です。
船着き場にはスーベニアショップがあります。
凄いおっきい…ヴァイキング? とちっさいトロール? がお出迎えしてくれます。
ショップの前には小さなヴァイキング (船) の模型がありました。
ちっさいけれど、細部まで細かく作ってあり、とても楽しく覗きこんだら、危うく蜘蛛の巣に頭を突っ込むところでした…危険。
斜め前あたりには三角形の橋がかかっていて、ここからフィヨルドを眺めるとまた違う感じに見えました。
↓ボイヤ氷河
ラルダールからカーフェリーで移動します。
フォドネスまで車で、マンヘレルまでは船で移動して、そこから更にバス移動です。
合わせて二時間半ちょっと切るくらいの移動でボイヤ氷河にお目見えできます。
ボイヤ氷河への行きがけ、ちょっと寄り道すると展望台があります。
フィヨルドクルーズのルートがいくつかあるよ案内板や休憩用の机&椅子など置いてあります。
下から見上げた景色とはまた違うフィヨルドの姿が見られます。
そしてボイヤ氷河に着いたら、案内板があるところから氷河の方へと入って行けるようになっています。
氷河が見えている道を歩くと、途中で綺麗な雪解け水の小川と橋が見えます。
雪解け水はもっと冷たいと思っていたんですが、天気が良かったせいか、想像よりも冷たすぎず気持ちよかったです。
友人とこの辺りで 「こだま! こだまの森だよ、ここ!@ものの●姫」 とテンションがおかしくなりました(え)
どうにかして写真に収めようとしたのですが、無理でした。
ここは凄いです。圧倒されます。本当にお勧めです。
そしてボイヤ氷河の所々が青くなっています。
これは簡単にいえばとてもギュッ! ってなってるよ。ということです(大雑把すぎる)
近くをうろうろしていたら、自分の人生よりも長い間ここにあった青い氷河が崩れる瞬間を目撃しました。
近くにはスーベニアショップとレストランがあります。
レストランでは窓側に座れば氷河を見ながら食事をすることもできます。
本来、氷河はもっと広い面積に広がっていたそうですが、この数十年で急速に氷が溶けてきたそうです。
この勢いだと、あと10年も経たないうちに氷河はすべて溶けてしまうかもしれないと、難しい顔で言われてしまいました。
切ないです。
↓ガイランゲルフィヨルド
ゲイランゲルからガイランゲルフィヨルドクルーズへ出発です。
大体、一時間くらいです。
お昼過ぎ…というか、15:30くらいの夕方出発で、日差しもまだ強い時間です。
なのにその辺りにいっぱい、上半身裸のお兄ちゃんたちがたむろっていました…背中とか首がまっかっかでも気にしないようです。痛そうなのに…(苦笑)
ここでもかもめが一緒でした。餌になりそうなものも持っていませんでしたし、数は流石に少なかったですが(苦笑)
ソグネフィヨルドの時は舳先で見ていたんですが、こちらは二階席の少し高い位置で見ていました。
そのせいか、ソグネフィヨルドよりも少し川幅? が狭いような気がしました。
ここで一番有名なのが、おそらく↑の 「七姉妹の滝」 と 「花嫁のベールの滝」 だと思います。
船内の放送が 英語→(アラビア語?)→日本語→中国語→韓国語 だったかな。
の順番で放送されていたので、日本語で聞きとる時には既に通り過ぎていることが多く…途中で、苦手なのに英語での聞き取りに切り替えせざるを得ませんでした。
聞き取れなかった場合は、英語圏のカメラ持ってる人が立って、写真を撮り始めたらそのあたりを撮る。という手段を取りました(笑)
というか、風が強くて、現在治療中状態で行ったので、私の耳には放送が物凄く聞き取りにくかったです…orz
とかしていたら終点のゲイランゲルに到着です。
観光で成り立っている町と言われただけあって、お土産さんの数が半端なかったです。
多分、行った町の中で一番多かったと思います。
その分、お土産屋さんによって特色が出ていて楽しかったです。
このゲイランゲルには展望台があって、眼下に町とフィヨルドを収めることができます。
凄いです。ここを通ってきたのか~とか、どこまでも続くフィヨルド凄い…とか。
ただ、下を見ると、半端なく高いので、高所恐怖症の人は柵まで行くの無理! と叫んでました。
あと、ジグザグ道がここからはクリアに見えました。
勾配が急なので、この長さでこの急なジグザグになったんだよ! と言われました。
翌日、実際に車でそこを通ったら、本気で吐きそうなほど車に酔いました…ここは舐めてはいけない道です…orz
あとこれは本当に運次第だと思うんですが。
私たちが乗った時に条件が良かったのか、滝の下に色々なサイズの虹が3ヶ所以上、出ていて見ることができました。
綺麗! 凄い綺麗!
船の位置などで虹の色の濃度? や見える範囲が変わっていくので、正確には違うと思うんですが。
虹ができる瞬間→虹が一番色濃く見える瞬間→虹が消える瞬間 を全部見ることができました。
↓ダルスニッパ展望台
当日、朝からとても元気に曇っています。
前日まで確かに見えていた (白夜だったので夜でも見えた) 遠景が今は見えません。
ついでに今から向かう予定の氷河部分が雲の上に出ています。
向かっている最中にようやく少しだけ太陽が覗きました。
ダルスニッパ展望台は私有地の道路を通って行くので、この料金所が開いている時しか行けません。
そして個人の方がやっている料金所なので、実際に行ってみるまで、通れるか通れないか解らないというデンジャラスゾーンです。
基本は 「夏」 「天気が良い日」 「風が強くない」 「雪が溶けて通れるようになっている」 などの日に開いているそうです。
私たちの何日か前にここを通ろうとした韓国人のツアーグループはここが通れなかったそうです。
この日は曇っていて、ドキドキしていたのですが、ぎりぎり通れました。
本当に凄かったです。
あまり調子に乗って先まで行きすぎると、天国への片道切符状態です。怖っ!
でもやはりその分、景色はとても美しく、周囲がすべて氷河だったにもかかわらず、あまり寒くありませんでした。
運が良ければお土産屋さんも開いているようですが、私たちが行った時はしまってました。残念。
ただ所々、賽の河原状態に石が積んであって…それだけが少し怖かったです(苦笑)
帰り道。
まだまだ2M以上、雪が残っていました。
ガイドさんの話だと、ここが通れるようになったのはほんの3日前からのことだったようです。
そして、ふと思い出した話。
実は2日前に泊ったホテルで、知り合って一緒にお酒を飲んだスウェーデン人のおじさまがバイクでノルウェーを旅行中だったんですが。
「昨日、通れるようになったばかりの道を通ってきたんだよ! ここはノルウェーでも最高の場所さ! 君たちも行くといいよ!」
と物凄い絶賛していた場所で取った写真を見せてもらってました。
後ろにもこのくらいの雪が写ってまして…ここのことだったのか!!! と友人と驚きました。
その時はツアーの日程伝えると 「方向が違うね…残念だ」 で終わったんで、場所まで聞かなかったんですが。
行けて良かった! 行けたよ! と心の中だけで報告しました(笑)
反対方向から来る場合は登り口、私たちの方向から言えば降り口、にあった凍った湖です。
ここに青く見える水と氷があり、これは前の氷河とは違い、屈折率や分子の大きさの関係で青く見えるんだよ。と教えてもらいました。
済んだ綺麗な色でした。
今回はフィヨルドメインの旅行だったので、普通のツアーでは行けないようなところにも行けました。
急ぎ足な部分も多かったですが、あちこちできて楽しかったです。
友達は途中でフィヨルドを見すぎて、訳が解らんくなったから途中で写真がおかしなことになってる…orz
と帰ってから漏らしてました(苦笑)
ノルウェーは基本、あちこちにフィヨルドがあるそうなので、普通に川だと思っていてもフィヨルドだったり。
川だと思ったら湖だったりと、色々不意打ちされました。
中国の長江下りにも参加したことがあるんですが、あれとはまた違った感じで、両方を比べて見るとその違いも面白かったです。
とりあえず、物凄い癒されました。
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Thanx A Lot.