* ノルウェー 01 *
一番長く滞在した国です。
一番あちこち行ったし、いろんな乗り物に乗れた国です。
そして一番自然や人に触れることのできた国でした。
出国前に行く道がまだ雪道の雪が溶けず、通行止めになっているくらいの気温。
と言われ、ひ~! と寒さ対策をして行ったんですが、余裕で暑かったです(笑)
友人は汗だっらだらかいてました。君たちが来て暑くなったんだよ! と言われました。え? 本当に?
「夏」 という季節が短いので、皆夏が大好きなんだ! と言われた通り、キャミで日に当たっているお姉ちゃんたちをたくさん見ました。
皮膚がん? そんなの関係ないわ! だってお日様よ! だそうです。色々凄い。
首都:リレハンメル半日観光+オスロの半日観光でした。
↓フログネル公園
うっかり近所の公園を想像していたのが間違いでした。そんな甘い話ではなかったです(当然)
門から中へ入ると 彫刻家:グスタフ・ビーゲラン さんの像がひっそりと置いてあります。本当にひっそり。
この方はノーベル平和賞のメダルをデザインした人でもあります。
作品はすべてこの公園にあるそうなので、ここに来るか図鑑などで見る以外、この人の作品に触れる機会はないそうです。
この人が20年かけて作った像が中に色々置いてあるんですが、色々な意味で衝撃でした。
中に入るとひたすらに広さを感じます。
両側には↑真ん中のような木陰のある菩提樹の遊歩道が設置されています。
この日はよいお天気だったのもあってか、のんびりとくつろぐ人が多く見られました。
あと、課外学習だったのか、子供がたくさんいました。可愛かったです。
てくてく歩くと橋? のようなところに出ます。
両脇には全部で58の彫刻が欄干に置いてあります。
公園の中自体は全部で200体くらいのまとまり、700近くの彫刻があります。
これらを始め、すべて↑の建築家の作品です。テーマは 「人生」 とか「生と死」 とか…人間の一生を描いたものです。
真面目なテーマだし、真面目に見てたんですが…↑右がどうしても 「パパ、いけ~!」「ちょ、髪の毛ひっぱるな!」 に見えて仕方なかったです (残念な頭ですみません)
橋の下は遠くに教会、芝生、今がちょうど盛りのツツジなどありました。
遊歩道もあり、先の方には小さい休憩所? のような広場もあり、かもめ? や鴨がのんびり泳いでいました。
というか、普通にどこでも鴨を見かけたんですが…え? 北欧では普通にそのあたりにいるの? と物凄いテンション上がって仕方なかったです。
そして↑多分ここで一番有名な人。おこりんぼうです。
この人の前だけ物凄い人垣でした。
流石にここは危険だし、欄干に上るようなテンション高い人はいませんでした(笑)
次に人気があるらしいのがこちら。
↑ここの作品は基本、作り手がどう受け取ってほしいということを明記していないため、見た人がそれぞれ感じてください。スタイル。
運命の輪から抜け出そうと足掻き、それでも抜け出せない男。と理解している人が多いそうです。
私は男の表情を見て、仮に抜け出せるとしても本当に抜け出して後悔しないのか悩んでいるようにも見えました。人それぞれ。
本当に色々な彫像があるので、お。と、どれで足を止めるのかは人それぞれだと思います。
↑右のおじいちゃんと孫っぽいのとか、見えにくいんですがその隣、柱の上のとかが気になりじっと見てました。
橋を渡ると噴水のある少し開けた場所に出ます。
噴水の真ん中で男性が噴水部分を支えています。
その周りを 「樹と一緒にある人の像」 が囲んでいます。
いわゆる人間の一生を描いたものだと説明がありました。
確かによく見てみると 樹に守られるように眠る赤ん坊→樹木と一体化しているように見える髑髏 までくるりと順番に置いてありました。
噴水部分の下にはこちらも人生の彫刻がひとつずつはまっています。
こちらは 「人生」 というより 「輪廻転生」 がモチーフのように思えました。
この↑小さい子がわらわらしてるのとか、馬(多分) が赤ちゃんを蹴っている(ように見える) のとかちょっと可愛いです(笑)
人生の最終地点、骸骨のものがこの中では一番有名だそうです。
「輪廻転生」 という観念。日本人は比較的、受け入れやすいと思うんですが、欧州を始め外国の方はどうなんだろう…?
とちょっと純粋に疑問に思いました。
噴水の下の部分。床には↑のような模様がびっしり描かれています。
手前に一か所、向かい側に一か所。
ラインがくっついていない部分があり、そこがスタートとゴール、途中の過程はすべて人生ではないかと言われているそうです。
これを見ながら途中まで辿ろうとしていたんですが、タイムアップでした。
↑その途中で見つけた扉なんですが、これにも何か意味があるのか…? ❤が並んでいるように見える…。とか思っていたのがロスタイムだったようです(苦笑)
階段を上っていくと普通の小さな噴水や花壇に出会います。
同じツアーの方が、頭使う公園だったからこういう普通の公園っぽいところに出るとほっとする~。と笑ってました。
確かに、季節が良かった&花が満開だったこともあり、なんだかぼーっとしたい癒し空間がここにありました。
そしてそこを更に上がり、男性6人が描かれた門を入れば、この公園で最も有名なモニュメントが見えます。
モノリッテン、日本語で人体の塔、あるいは人間の塔、という意味…だったと思います。
あ、この男性の門は開かないので、入ると言っても両脇から回り込む形になります。
人体の塔に辿り着くまでの階段にも、いくつもの像がおいてあります。
これもすべて違う像なので、一つずつじっくり見ると、中には 「ん?」 と思うようなのも混ざってました。
とりあえず友人は↑真ん中の赤ちゃんのお尻が (彫刻なのに) ぷりぷりしていることに衝撃を受けていました(笑)
↑全部で120体以上の人間が彫られています。
「長い筒に人を入れて固める。そのままそっと筒を外した状態」 と言われても納得です。というか凄い。これ、本当に凄い。
これをこつこつ独りで彫る姿とか、その精神力だとか、想像したら何か言葉が出ないね。と言いながら見てました。
何か凄く圧倒されました。
↑右はここまで歩いてきたところを上から撮ったものです。意外と歩いてました(笑)
反対側を見た景色です。
こちら側は人も少なく、のんびり芝生に寝そべっている人もちらほら居ました。
↑そして右側の写真。ムンクの 「叫び」 に描かれている丘だそうです。
不勉強で知らなかったんですが、ムンクはノルウェーが本当に好きだったようで。
そのエピソードを語るガイドさん込みでなんかもう全部が物凄い可愛かったです。
最初に通った男性の門? と対になるように置いてある女性の門? です。
花とか舞っていて、なんとなく男性の方よりも華やか&可愛らしく見えました。
これを通り越すと日時計と彫像があります。
この丸い彫像は 「人生の輪」 とも言われているようです。
日時計です。
こういうカラクリものがかなり好きなので、テンションがおかしいくらいに跳ね上がってました。
影で時間を見て、これだと12時30少し前くらいです。
台座部分には十二支が刻まれています。
↑は左からいて座・やぎ座・水がめ座です。
とりあえず自分のを撮って、後半から写真を…と思ったら速攻で移動で12全部は撮影できませんでした。
この後、右側の遊歩道を抜けて、車へと戻りました。
ちょっと小さいんですが、看板にあるようにとても大きな公園なので、ゆっくりいろいろ見て回れば半日くらいはすぐに潰れそうな気がします。
寒さ対策をして行ったので、とても暑い感じに過ごしたんですが。
温度自体は日本の初夏くらいでした。
そして周囲の格好を見ていたら、キャミの人から毛皮のコートの人までバリエーションが凄かったんですが(笑)
じめっとした暑さではなく、カラッとした暑さだったので、幸いなことにあまりのどの渇きを覚えたり、汗をかいたりということはありませんでした。
帽子は行き帰りも被る予定だったので、冬用ではなく春夏用を持って行っていたんですが。
こんなに日差しが強いと思っていなかったので、日焼け止めなども当然のように持って行っておらず…帰国後、首が物凄く焼けてました…orz
友人は焼けるのが嫌だと言って、日陰や車の中で大人しくしていたんですが。
折角来たのに焼けたくないからって大人しくなんてできるか~!! とで歩きまくったのが敗因だと思います。
後悔はしていませんが、ちょっと反省はしました。重くても次回からはちゃんと全身用持っていこうと思いました。
← デンマーク02 へ移動する / 目次に戻る / ノルウェー02 へ移動する →
Thanx A Lot.