* スウェーデン 01 *

 

フィンランドから乗り継ぎでスウェーデンに入国。
その日はそのまま夕食→就寝。
翌日、雨の中、首都:ストックホルムの観光に出かけました。

一番最初に観光をした 「北欧の都市」 だったからだと思いますが、通常よりかなりテンションが高かったです(笑)
あと、この日が風邪で喉の痛さがピークだったので一日中マスクして観光をしていたら地元の方 (多分) に物凄く見られることが多かったです。
ついでに夏の日傘もガン見されるよ。とガイドさんが言われてました。

首都:ストックホルムの半日観光+自由時間でした。

 

↓市庁舎

入口  入口

市庁舎の入口です。
ストックホルム全景が彫刻されて岩? が置いてあります。雨が降っていたので微妙に濡れています。
何故かガイドさんに早く早く! と急かされ、皆で大慌てで中へ行きます。
この理由は中に入って判明しました。

入口  外観

市庁舎の外観と、中へ入る扉 (上部) です。
扉は大きいのですが、実際に中に入れる部分はあまり大きくありませんでした。

扉の前には 「自転車専用道路」 と 「歩行者用道路」 が設置してあります。というか町のあちこちにあります。
読んで字の如く、ともに専用道路なんですが。
「自転車専用道路」 で歩行者が自転車とぶつかったりした場合、100%が歩行者の責任になります。
むしろ自転車が壊れたらそれも弁償。自分の怪我も自業自得。
なので、中に入る時をはじめ色んな場所でに、自転車用の道路には立たないでください! と言われました。

中庭  中庭

扉をくぐれば中庭で、ここでもとっとこ急ぎ足です。
実際歩くとすぐに↑右のアーチの下に辿り着いた感じがしたんであまり広くないような印象だったんですが。
市庁舎の二階から中庭を見渡すと意外と広く見えたりして、不思議な感じがしました。

市庁舎  市庁舎  市庁舎

市庁舎の外観です。
雨に濡れる赤レンガも美しかったです。
こういうのがあるから、晴れてなくてもいいか…とか思ってしまうんですが、これを言うと大抵、変な顔されることが多いです。ちぇ。

外庭  外庭

アーチの下から外庭にも行けるようになっていたのですが…物凄い風で外庭へは行けませんでした。
写真からは判りにくいですが、どうやら一番風の強い時期にここへ着いたらしく、少し出てみたら雨が横殴り状態でカメラは無理でした。
ここからの景色もよかったので、写真が撮れなかったのは残念でした。
辛うじてアーチの下から撮った写真が↑右なんですが、ここから左手の方にはリッダーホルム教会が見えました。

アーチ下  アーチ下

ここでガイドさんが入場証を取りに行くので、少し待っていてください。と言われ、折角だし…と通路の橋を目指そうかと…。
あれ? なんか、見えていたのより長くないですか、ここ?(苦笑)

窓  端っこ

結局、走って端まで行って、すぐに戻る。という無駄に体力を消耗してみました。
↑の馬はダーラナホースとかダーナヘスとか、色々言われるようですが。
スーさんちの幸せを呼ぶお馬さんだそうです。
雑誌などで紹介されているのは赤に模様を描いているのをよく見かけましたが、いろんな色や模様があり (なし) など種類はたくさんあるようでした。

天井  天井

↑個人的に 「おー!」 と思ったアーチの天井。ケルベロスです。
これを見て、そういえば北欧神話って…この辺りが本場じゃないか…!!! とようやく気付きました(遅)
でもこれでテンションあがったと言っても、友人には伝わらなくてちょっと寂しかったです (そりゃそうです)

そしてガイドさんが戻ってこられて、いよいよ中へ入場&見学です。

 

 

↓青の間

青の間  青の間  青の間

ノーベル賞授賞式、晩餐会などが行われるところです。
受賞者は赤絨毯が引かれた階段を下りてきます。

青くないのに 「青の間」
これは本来、青く塗る予定で工事を進めていたのですが、赤レンガを組んだ段階であまりの美しさに青く塗るのを止めた → 名前だけ 「青の間」 として残った
という経緯があるそうです。
日本だと、この辺りはお役所仕事的に青って決めたから。とか言いながら、どんだけ赤レンガが綺麗でも青く塗りそうな気がするんですが…。
こういう逸話を聞くと、国民性の違い…というか、美的センスに沿って工事止めた市庁舎スゲー!!! となりました(笑)

そして、この後。
何故、ガイドさんが早く! と急かしたのかその理由が分かることとなりました。

人  人  人

人、多っ!!!(笑)
驚いている間にも5~10分置きくらいの感覚で、次々人が入ってきます。

通常、中の見学は市庁舎側が決めた時間、言語で行われます。
例:10:00~ドイツ語の人。10:10~スペイン語の人。 のようにその時間と言語を見て、参加して、その言語でガイドさんの解説を聞きながら回ります。
自分の言語で書かれた解説書をもらえるそうですが、そこまでは確認できませんでした。
日本語でのガイドさん&見学は残念ながら用意されていないそうです。

が、日本のツアーで行った観光客に関してはマナーが良いとか何かあった時に旅行会社が責任を持つ。
などの条件から、いくつかの旅行会社経由で行った場合、単独(というかツアー単体)での見学ができるようになっているそうです。

なので、まだツアーが始まる前に…! と急いでつれて入ってくださったそうです。ありがたい…。

パイプオルガン  パイプ隠し場所

部屋の隅に置いてあったパイプオルガンです。
規模としてはかなり大きなものになるそうなんですが、これだけだとあまりよく解らなかったんですが。
↑右のような飾りに隠して、パイプが入っていると聞き、納得しました。
こういう作りのパイプオルガンもあるんですね。初めて知りました。

そしてこの飾り、二階からもっと近くで見ることができたんですが。
やっぱり中にパイプが隠されているようには見えませんでした。職人さんって凄いです。

装飾  装飾

階段の途中などで見つけた装飾。
よくよく見ると 「お風呂場で遊んでるのかな?」 とか 「魚の表情!」 とか。
可愛いものが多かったです。細かいところが可愛いと嬉しくなります。

 

 

↓市議会室

市議会室  議員席  首長席

階段や通路を通って、市議会室です。
一段高く、シンボルが描かれている赤い布の下がこの場で一番偉い人、いわゆる 「首長」 の席になります。
↑左の上の方に見えているのは、一般の人用の傍聴席で退職した人や仕事が休みの人がよく見に来られるそうです。

スウェーデンの議員さんは給金が少なく、議員だけでは生活できないため、大半が 「兼業議員」 になるそうです。
そのため議会も 「期間中毎日開催」 だと、仕事に支障が出てくるため 「毎週月曜日 (午後)」 と、日を決めてその時にだけ集まって会議をするそうです。

また、市長や県長のような 「それぞれの地区の長」 がいないので、大臣をはじめ、上の役職の人がそれを兼業するそうです。
なので他国の交流ある市長が訪れた際に 「市長」 の名刺を別に作って 「大臣」 が対応したりすることになり、知らない人は大変驚くそうです。
そりゃそうだろう(笑)

 

天井  昼  夜

市議会の天井です。
見た瞬間の感想は 「船…?」 でした。しかも脳内イメージは海賊船と元気な海賊たち@ワン●ース(有名海賊漫画)
海外に行ってまですみません…orz

真ん中に青い 「夜」 と両脇に 「昼」 とをイメージしたイラストが描かれています。
昼はお城とか花とか太陽とか。夜は月とか星とか。よく見ると色々なものが描かれていました。

椅子  椅子

↑これは個人的に面白かったものなんですが、両方とも議員さんの後ろに置いてあった椅子です。
観光に来た人の休憩用とかではないそうなんですが…同じように見えてたんです。が。

にゃー!

右側の椅子だけ猫足でした。
ちょ、何、地味に可愛いことして…!!!(きゅんきゅん)
よくよく見てみたら、お店とかでも地味に猫足。な家具がちらほらあって、その度にきゅんきゅんしっぱなしでした。
猫好きな方は北欧行くといいと思います(え)

地図  地図  モチーフ

そして部屋の出口にはストックホルム全景の地図 (手書き) がかけてありました。
計画的にというか、とても厳しく工事や家の修復、新築などを規制しているので、この地図に書いてある道は今もきちんとそのままだそうです。
↑右のマーク、時々見かけたやつだったんですが、ストックホルムのマークっぽかったです。
というか、それを聞く前にサクサク次に進まれてしまいました…orz ←トロい

次は少し移動しました。
窓が少ない&カーテンがかかっている部屋から移動したためか、物凄く明るく感じました。

 

 

↓結婚式場 (オバーレーン)

結婚式場  結婚式場  宣誓

市庁舎の中なので、結婚の書類も受け付けています。
そして土曜日だったかな? 議員さんがいる時などに来ると、立会人になってもらえて、ここで結婚の宣誓→そのまま書類提出→夫婦。ということができます。
一人5分くらいで式? は終わってしまうんですが、それでもたくさんの人が来られて、結婚式を挙げるそうです。
簡単に結婚できるし、制度がしっかりしていて専業主婦なんて概念がない&年金は完全に個人管理だから結婚も離婚も早いのよ~とガイドさん談。

タペストリー  椅子  シャンデリア

面白いのはこの部屋、タペストリーとかシャンデリアとか、フランスで作ってもらったものだそうです。
椅子の模様もプリントではなく、すべて手作業での刺繍です。

北欧もフランスもそれぞれ違う方向でとてもセンスがいい国なイメージです。
だからかもしれませんが、別にこの部屋だけ他の部屋に比べてういてるとか、そういう印象はありませんでした。
驚いたのは、タペストリーに何故象が…? というのと、やはり猫脚できゅんきゅんだったことです。
シャンデリアとか椅子とか、流石フランスということでしょうか。物凄く綺麗でした。

 

 

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Thanx A Lot.