* 列車+α *
今回、ストックホルム (スウェーデン) からオスロ (ノルウェー) 行きの普通列車でのんびり6時間かけて移動しました。
他にもベルゲン鉄道やフロム山岳鉄道に乗って、移動しました。
両方とも山岳地帯を走る鉄道です。
その時の列車やフィンランド空港の写真などを置いています。
あと、山岳鉄道で寄った観光場所のショースの滝などの写真もあります。
↓ストックホルム→オスロ
ストックホルムのセントラル (中央駅) です。
広っ! 綺麗! と必死でスーツケース引きながら思っていました。
東京とか大都市在住の人だとまた感想が違うかもしれません(苦笑)
8:30頃だったためか、結構人がいっぱいでした。
08:29発のオスロ行き、11番ホームです。
待っていたら列車が入ってきました。
長距離用だからか、想像よりもカッコいい好みの列車で思わず 「おぉぉ~!!!」 と言ってたら、列車好きなのかと勘違いされました。
や、確かに好きですが…詳しくはないです(苦笑)
列車の中は一等、二等…と別れていて、私たちは二等の席でした。
ちなみに一等や特等、コンパートメントなどは↑こんな感じでした。
売店が近いです。
というか、いつ通っても皆結構、寝てました(笑)
↑切符です。左は裏面です。
表面にどの車両に何時の列車でどこへ行って~など詳細が書かれています。
乗るとすぐに車掌さんがチェックに来てくれて、上部に↑のようなまるポチで穴を空けてくれます。
都会な景色から田園風景や綺麗なフィヨルドまで、のんびりと移り変わってゆきます。
列車の中は自由に動けるので、最後尾まで行くと、↑のように線路が見えます。
運転席側は途中で連結部分は見えるのですが、それより前には行けないようになっていました。
その前にまだ車両があったのか、運転席だけが繋がれていたのかは解りませんでした。
↑列車のお尻です。
横も青地に赤いラインが入っていて、カッコいいデザインです。
列車のドアは車両によって赤・青・茶の三色だったかな? のうち、どれかで塗られています。
何か法則性があったのかもしれませんが解りませんでした。
扉の横にカード入れのようなものがあり、今は 「Oslo」 になってますが、帰る時はカードホルダーから 「Stockholm」 に変えるようです。
各駅停車でのんびり進むんですが、駅舎もそれぞれ色々なデザインでした。
大きさも形も色も違っていて、見ていてとても楽しかったです。
駅によって停車時間は違うんですが、たまに時間を合わせるためか、乗降が終わってからのんびり駅員さんが散歩してから出発とかもあって面白かったです。
↑個人的に友達とツボにはまっていた駅です。
や、綴りは違うんですが 「blaker→ブレーカ…?→え? DAIG●?」 の流れで、まさか北欧でそんな出会いがあるとは…! と(笑)
解っています。DAIG●さんのは 「BREA●ERZ」 ですよね。でも発音で…orz
ちなみにこの駅は停車時間が長いんですが、列車のすぐ下に木の板の橋? のようなものがかけてあったり。
窓越しにも解るほど大量にふわふわと花粉が物凄い飛んだりしていましたが、乗客は外に出られないようになっていました。
列車の点検関係やそれに関する荷物の積み下ろしだけ…なんですかね?
そんな感じでのんびりしたり、探索したり、昼寝したりしていたらオスロのセントラル (中央駅) に到着しました。
列車での国境越えになるので、国境までの間ならスウェーデンのお金が車内の売店で使えます。
なので、友人や同じツアーの人は早めにここでクッキーや珈琲を買って、小銭を全部使い切っていました。
ミルクが可愛かったり、クッキーも美味しくて、楽しかったです。
↓ベルゲン鉄道
正確にいえばベルゲンに行っていないし、そこから乗っていないんですが(苦笑)
ヤイロからミルダールまで乗った列車です。
山を登って少し降りるまでを走り、ミルダールからフロムまで乗り換えで行きました。
↑はヤイロの駅舎です。
小さな町で、このすぐ下に町一番のショッピングモールが広がっていました。
あと、私が欲しかった地図。どこにも同じものが売っていなくて、帰国後この写真を引き伸ばそうかと本気で考えてました…orz
↑乗った列車です。ドアがオレンジで、全体は赤というとても可愛いカラーリングでした。
普段、始発であるベルゲンまで飛行機→列車 というツアー行程だったのを、今回初めてヤイロ→列車 にしたそうです。
そのためどのあたりに列車が停まって~とか、車両がどう並んでいて~などが解らない。と最初に言われた通り、乗車口はダッシュで3分のところでした(笑)
どんどんと雪景色に変わっていきます。
でも窓を開けても風が強いだけで、寒さはありません。
そうこうしていたら本日、ベルゲン鉄道のメインに到着です。
Finse (フィンセ) 駅。海抜1222M、ベルゲン鉄道で最も標高の高い場所にある駅です。
ここは写真スポットになっているため、結構長時間停車してくれました。
が、大体の人の写真撮影が終了すると出発してしまうので、写真は手早く撮った方が良いようです。
看板のすぐ前は雪が柔らかく、ずぶずぶと沈んでいきます。
先に写真を撮った外国人グループのお兄ちゃんやお姉ちゃんが 「HYAHA-!!!!」 と楽しそうでした…というか、それを見ていたはずなのに、皆埋まる埋まる(笑)
実際、私も埋まって 「ひゃ~!!」 って言ってました(笑)
あとはミルダールに向かって山をどんどん下っていきます。
雪がほとんどだった景色は徐々に春らしい? 夏らしい? 爽やかなものになり、雪を抱いた頂が遠くなっていきます。
ミルダールに着いたら、この赤い列車から緑の山岳鉄道に乗り換えです。
↓フロム山岳鉄道
ミルダールの駅です。
上からやってきた人 (ベルゲン鉄道乗客) と下からやってきた人 (フロム山岳鉄道) が互いに乗り換えます。
駅舎にはスーベニアショップやフードコートが入っており、たくさんの人がいました。
線路の一部に板を渡して、勝手に渡れるところがあります。
その先には砂利道が続いていて、ぽつぽつと家が建っています。
どうでもいいんですが…ここでも壁に自転車がかけられていました。
北欧は壁に自転車をかけるのが普通なんですか? ちょっと本気で教えて欲しいです(苦笑)
走行していたら列車がやってきました。
緑に白字のシンプルでカッコいい列車です。
お客さんが下りていく中、駅員さんが予約表を窓に貼って行ってくれます。
予約表は↑右のような紙です。上にはグループ名、下には人数が書いてあります。
窓を見ながら予約を入れている人たちは席を探します。
シーズン中だと空席を探すのも難しいほどに満席状態になるそうですが、ちょうどオフとオンの中間ほどだったので、あまり混んでいませんでした。
「一番前と真ん中/一番後ろと真ん中」 のように窓が開く席と開かない席がありました。
人が少ないのもあって、皆でちょろちょろと窓の開く席に移動して、窓の外に手やカメラを出して写真を撮っていました。
途中で登りと下りの列車が交差する場所があります。
単線なので複線になっている場所でそろそろと行き交うんですが、互いに窓からカメラ出してたりして面白かったです(笑)
一番の名所、ショースの滝です。
ここは停車観光→写真撮影のため少し長めに停車 をしてくれます。
滝が物凄いです。何というか…離れて立っているはずなのに、水の粒子が当たります。
ついでにマイナスイオンで癒されます(笑)
更に停車してほどなく、女性の歌声が聞こえてきます。悪戯妖精の歌声です。
左下の写真、赤丸部分を拡大したのが右下の写真です。
あまりの小ささに人形だ! いや、人だ! と友人と言っていたんですが、どうやらアルバイトのお姉ちゃんらしいことが判明しました。
歌声は多分テープだと思うんですが(苦笑)
滝の水しぶき、妖精の歌声が相まって、あっという間の時間でした。
正直、もっと長く居たかったです。
ショースの滝を過ぎると、後はまたのどかに下って行くだけです。
このフロム山岳鉄道はトンネルが多いです。
そしていわゆる 「景色のいい場所」 が左右交互に現れたりするので、トンネルの中でくらいしか席に座れることはありませんでした(苦笑)
人が多かったらこんなこととてもできないので、運が良かったな。と思います。
田園風景になってくる&人に会い出すともうすぐ終点です。
あ、町の人は避暑の人が多いそうで、列車に手を振ってくれる人が多くてほっこり嬉しくなりました。
フロムの駅舎は落ち着いた感じの真っ赤です。
その近くにショッピングモールがあり、反対側に鉄道ミュージアム併設のスーベニアショップがあります。
過去のフロムの様子や、昔はここを通ってました模型、昔の列車などが展示してありました。
あ、入場料が無料な上、大きな地図の付いた無料資料も置いてあったので、こういうの好きだったら本当に楽しいと思います。
個人的に、酔いやすいことを除けば、列車が好きなので私はまったく心配してなかったんですが。
友人はあまり興味がないので寝るかもしれん…と乗るまでは心配をしていたんですが、杞憂でした。
というか、むしろ体力回復で寝ても良いと思ってきてたのに…と何故か悔しそうに言われました(笑)
雪に慣れていない地方人なので、雪がまず珍しかったし、変わっていく景色がとても綺麗でした。
ぽつぽつと見える町というか、集落というか、に立つ家も可愛らしく、本当にあっという間に時間が過ぎて行きました。
正直、ベルゲンに行けなかったのは確かに少し残念だったのですが、代わりに6時間の列車の旅や乗り換え経験が出来たので満足です。
本当に楽しかったです。
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Thanx A Lot.